毎年2月16日~3月15日の期間内に確定申告をする義務のある方は,税務署に行って手続きを行うことになります。
ここで,確定申告をする前年に会社を辞め,その後,再就職されていない方は,確定申告をすることで給料から引かれていた税金を還付することができる可能性があります。
これは,会社を退職してしまうと年末調整ができないため,退職後に自分で確定申告をすることにより,正しい納税額を算出して,納め過ぎていた場合には還付を受けられるということです。
会社を退職された方が確定申告をするために必要となる書類は,退職するときにもらった「源泉徴収票」「生命保険料・損害保険料控除証明書」「社会保険料控除証明書」などになります。
また,還付を受けるための「銀行口座番号」を控えておくことと,書類に捺印するための「印鑑」も持参するようにした方が良いでしょう。
この手続きは,本来,年末調整で所得から控除されるべき金額を,確定申告によって自分で手続きをすることにより,課税所得の減少により税金の還付が受けられるものとなっています。
また,退職後に再就職をした場合でも,失業中に国民健康保険料などを支払った方や,アルバイトなどの収入があった方なども確定申告が必要になりますので,忘れずにするようにしてください。