裁判の傍聴をしたことがありますか？

民事裁判・刑事裁判を問わず，公開で行われている裁判は誰でも傍聴することができます。年齢制限もないので，静かにすることができるなら子どもでも大丈夫です。ただし，非公開の裁判は傍聴することはできません。

基本的には事前に予約などは要りません。事前に連絡していなくても，裁判所に行けばその日行われる裁判がわかります。例えば名古屋高等裁判所・名古屋地方裁判所では，玄関ホール北口カウンターに行くと開廷時間・事件名・当事者名などが記された一覧表があるので，その中から希望する者を選び傍聴することになります。

前述したように年齢制限はありませんし，その他のことにおいても傍聴人になるために必要な資格や条件は特にはありません。名古屋の裁判所の裁判は名古屋の人でないと傍聴できない，ということもありません。

服装に指定もありませんし，持っていかなくてはいけないものなども特にはありません。注意点としては，法廷内では静かにすること，裁判長の指示に従うことなどでしょうか。また，許可なく録音・撮影はできないので，録音・撮影などができる機材を法定内に持ち込むことはできません。

裁判所という場所自体に敷居の高さを感じる人も多いかもしれませんが，ご紹介したように，裁判を傍聴するのには事前の手続きや審査もありませんし，厳しい決まりもありません。名古屋高等裁判所・名古屋地方裁判所は丸の内駅からほど近いところにあるので，一度行ってみることをお勧めします。