最近、パラリーガルという言葉をメディアなどでよく見かけます。
パラリーガルとは法律事務所で働く法律事務職員や弁護士秘書と呼ばれる人達を指します。
多くの法律事務所で雇っている、弁護士業務以外を行う事務職員といったところでしょう。
パラリーガルには弁護士が本業に専念するために、事務所の運営などを補佐する仕事があります。
その仕事の中に、確定申告に関する書類の作成があります。
税務に明るい弁護士であれば、自身で行う場合もありますが、本業に専念という観点から、パラリーガルにその仕事が回ってくることが多いようです。
弁護士の確定申告は弁護士事務所に所属し、給与として収入を得ているだけならば、一般のサラリーマンと変わらず、年末調整を行うため必要ありません。
しかし、多くの弁護士は個人事業主となり、確定申告が必要になります。
弁護士には職業上特有な入出金があり、一般的な確定申告のガイドのようなものを利用するだけで書類作成を行うことは難しいのが現実で、そのため、苦労しているパラリーガルも多いようです。
岐阜県に在住のあるパラリーガルは弁護士の確定申告で、誤りがあってはいけないと、毎年くたくたになっているそうです。
確かに、弁護士は法律上、税理士業務をも行えることになっているので、正確な申告をしなければと力が入るのはもっともです。
しかし、パラリーガルの仕事は確定申告書の作成だけではないはずです。
ここは税務を本業とする税理士さんを味方につけるのが一番だと思います。
今年の確定申告も頑張りましょう。