確定申告の時期といえば,自営業や自由業の人は何かとせわしなくなる時期ですね。
法律に関してはエキスパートである士業の方などでも,確定申告についてはいつも頭を悩ませている人も多いようです。
さて,この確定申告。
確定申告をするべき立場,特に自由業(フリーランス)の人にとって,確定申告とは「するべきもの」というよりは「絶対にしたほうが良いもの」といえます。
自覚的な脱税をしている人の場合などは別というか,論外なのですが,そうではない普通に税金を納めている人で「なんとなく面倒だから」「確定申告の方法があまりよくわからないから」というような理由でしていない人というのは,それだけで凄く勿体ないことをしているかもしれません。
それでは何故,確定申告は絶対にしたほうが良いのか。
その大きな理由のひとつは,源泉徴収というシステムにあります。
通常,自由業などの人が受け取る報酬は,もともとの額から所得税である10パーセントを差し引かれたものとなります。
しかし,その場合の所得税は,経費などを考慮していないため,実際には税金を納め過ぎているということが多いのです。
確定申告の際,経費をきっちり申告することで,その払い過ぎた所得税分は「還付金」として取り戻すことが可能となります。
面倒でも確定申告をすることで,結局自分が得をすることになります。